細かい化物語

細部が細かい、細部にまで気合が入っている、むしろ細部こそメインであるようなアニメ、化物語

シャフト節なのかも知れません。定期的なチェック先にコメントを残したりもしました。細かい部分まで気合が入ってて良いアニメだ、しかしその細部を眺める事は自分の人生にどんな意味があるのだろう、もたらしているのだろう。

それは置いといて、目に付いた事を書いてみましょう。

1話、冒頭ホチキスの前のシーン。
委員長と話すシーン、自然なアララギ視点メインの描写なのだが、アララギが手で弄んでいるシャーペンの動きが実に細かい。それらで、心情みたいなものが表れていて、一瞬相手の顔が隠されたりもしつつ、視聴者の目線なども制御されてしまう。

2話、民倉荘外観
朽ちかけた木の壁。剥がれた板と陰影の影が、壁の漢字に見える。
ひたぎの下着の柄が文房具。よく見るとアニメ内のパンツの形をしたのぞき窓で、背後にある文房具柄の壁紙を覗きみている。
パンツのお尻側にリボンがある。即ちパンツも前後ろ反対に履いているらしい。(小説版やいくつかの発言にある通り、戦場ヶ原が洋服などを身につける作業自体が苦手と言う事を示唆する細かい描写)

3話、ベンチで横に腰掛けて来るシーン。心臓の音とインサートされる蟹の漢字。蟹はひたぎを表す漢字。
そこから右上の部分が抜けるが、抜けたのは刀牛で、音読みでカギュウと読める→八九寺を表すかたつむり、つまり漢字で書いて蝸牛。
さらに、残った角と虫を横に並べると触るの漢字に変化し、ひたぎが体が密着するほどぴったりと横に座って来て、体が触った。