夏のサマーさんへの書き込みのバックアップ [私的記録][交流内容]

こんにちわ。
まぁ、火星の土地を販売みたいな類の話ですよね。
ある程度、記念とか洒落のつもりで購入されて行くみたいな人はいるかもしれませんが、そうすると、いかにも本物の土地の登記っぽい雰囲気を漂わせる趣向を凝らしたアイテムでないと商品的魅力が少ないかもしれません。
こう言う主張したもの勝ち的なノリの商売は、何かしらナンセンスさが伴う気がするんです。ある意味法律だって、完全なものではないですし、むしろ現実社会を運行していくための一つのシステム、道具のようなものだと言う見方もある。
それに、サイバースペースの土地の所有権を主張したとして、それを他の人が勝手に侵害したとしたら、そう言った場合にはどう言う対応を取るのでしょうか。駐車違反は、常に取り締まりし続けないと、それを禁止する法律にも実効力が与えられないわけですよね。
今ひとつ、これらを解決したとしても、なおか構造的な問題が残ります。即ち、サイバースペース上の土地は、まさに理論上無限大に拡張できるものですから、それは現実上のコンピューター装置上のデータであるとかIPアドレス等の多少の制約はありますが、それにどの程度価値があるのかと言う事が問題です。買うまでもなく、新しく自分で作成してそれを使えば良い訳ですからね。金属の金が価値があったのは、それ単体も色々と利用性は高いものなのですが、やはり程よく希少性も持っていた、その事が通貨として使われた要因にあると思います。