マトリックス RELOADED ツインズのその後 wikiへの加筆

>> 着地するには実体化しなければならないが実体化すれば墜
>>落死することになり、墜落死を避けるために透明化すれば
>>地中深く潜ってしまうという完全な「詰み」の状態に陥っ
>>たことになる。しかし完全停止状態から高速走行する車に
>>無傷で乗車するシーンもあり、透明化がどの程度自由の利
>>く能力なのかは不明瞭である。


透明化については、それが旧バージョンのエージェントとしての能力であり、現行のエージェントでは別の機能へと変更されて代替されていると言う説がある。
その説によると、透明化の効果とは死なない事と攻撃を無効化する事であり、現行のエージェントでは死ぬと他の接続された人間に乗り移る事、弾丸を上半身の反らしで躱す事とさらに常人を遥かに超えた挌闘能力へと分割変更されている事になる。
透明化は作中においても、まさしくエージェントにも匹敵する反則級の能力として描かれているが、比較した際の欠点は明らかである。それは致死攻撃に対する自動的な透明化が同時にその間の攻撃能力の喪失を意味する事であり、つまり簡単に言うと相打ちで相手を倒す事が出来ずにすり抜けるせいで相手に逃げられてしまう。
自動的な透明化がそうではないとは限らないが、透明化には自己の意思によって行う場合もある。その際の目的は、移動とリセットによる自己の修復である。移動は透明化した状態でなら物体をすりぬけて直線的に動ける事による効率の良さを用いるものだが、その速度や運動の性質は無制限なものではないようである。
作中の描写によると、透明化時の動きにはおおむね二つの法則性がある。一つが、主に地表付近で徒歩に近い程度のスピードで自在に移動できる事。もうひとつが、透明化前の運動状態のままおおむね等速直線運動が出来る事である。これは、ドアをすり抜けるシーンで助走をつけてから、透明化して飛行し綺麗に着地したり、車でわざわざ前方まで回り込んだ後に飛び移ってきている事から分かる。なお、前述の通り着地の衝撃については多少融通が利くようである。
銃弾が、透過しているのではなく、着弾して無効化されている点も重要である。メロビンジアンの部下は、いわゆるホラーに登場するモンスターがモチーフとなっているが、ツインズのモチーフは幽霊(ゴースト)と霧になる能力だと思われる。銃弾が着弾して、霧に乱れが出来ると言う事は、圧倒的大火力の火器・爆薬類の攻撃にさらされていると、その間一切透明化している事しか出来ないのみならず、霧が散らされた分明後日の方向へと飛ばされてしまう事を意味する。ガトリングガンで撃ちつづけられた場合、エージェントなら寄り代が死亡して近隣の別の人間に乗り移る事が出来るが、透明化ではひたすら弾が切れるのを待ってから、飛ばされた位置から実体化して戻らなければならない。
以上の事から、車の爆発シーンにおいては、透明化状態での体の霧が飛ばされている間中は加速を続け、その後爆風の効果が致死的である間中は自動的な透明化によりほぼ等速直線運動を続け、爆風が拡散して威力が弱まった後にやっとかなりの上空で実体化する事ができる。
さらにその後、実体化してやっと重力と空気抵抗の影響を受けて減速を始めるが、速度が0になって下降を始めた後で自ら透明化して速度を"大怪我をする程度"以下に保たねばならず、さらに着地の瞬間に全身を強く打って負傷してから透明化してそれを修復する必要がある。仮に空中で上下方向にも、自在に徒歩並の速度で動けるとすれば透明化を解除した時点から安全に降りてくる事が出来るが、、かなり高い高度から徒歩で下りてくる程の時間がかかり、また前者の落下の方が速い。
よって、死亡、消滅等ではなく、かなり長期的に完全な戦線離脱以上の事は言えないと言うのは正しい。それも自動車で逃げる相手を追跡して捕獲するのが目的な状況であるので、完全な失敗である。